人気企画“日本一周”は、『めちゃイケ』の前身番組『めちゃ×2モテたいッ!』内での「ナイナイの出世街道! モテさせてくれてありがとうスペシャル!!」(1996年9月28日放送)から始まり、前回放送の『ナイナイ&中居の日本一周 祝・コンビ結成25周年の旅』(2015年1月10日放送)まで、計10回放送されてきた。今回は、初めて「中居がやりたいこと」を事前にアンケートし、中居の希望を忠実にかなえるべく、ナイナイの2人が旅をプロデュースするという内容になっている。
前回の特番から3人を取り巻く環境は大きく変わった。何より「放課後の遊び場」であった『めちゃイケ』が、今年3月で21年半の歴史に幕を下ろすことが決まったため、3人旅も今回が最後。番組の見どころをナイナイの2人に聞いてみると、岡村隆史(47)が「ファイナルなんで、悔いのないように全部やって終わるという気持ちでやっていました。集大成と言いますか、今までの中で面白いものをねじこんでいるので、やり残したことはないです。いろいろと言われるかもしれませんが、(BPOの)審議に入った時には、番組が終わっていますので」と笑わせた。
一方、矢部浩之(46)も「『めちゃイケ』が終了することは決定しているので、3人とも普段はカメラ前では言えないようなことも言ったり、逆に楽しかったですよね。“エンディング・ハイ”かもしれませんね」と笑顔でアピール。岡村も続けて中居との関係性の変化を打ち明けた。「最初はそういう感じでもなかったんですけど、20年も経つと(よゐこの)濱口か有野か、くらいの距離感になってきた(笑)。こっちも気をつかわないので、楽しいですよね。撮影はハードではあるんですけど、もはや友達と旅行しているかのような感じですね」。ふとした瞬間に3人の本音が飛び出すのも、20年以上の付き合いならではだろう。
オバケのQ太郎やデーモン閣下など、さまざまな扮装(ふんそう)をさせられたり、巨大なウォータースライダーに落とされたり、06年の紅白司会時に岡村が乱入してきたり…挙げればキリがないほど、これまで中居は散々、『めちゃイケ』スタッフに翻ろうされてきた。今回も中居への愛ある“イジり”は健在のようで、矢部は「過去に評判の良かった企画や、自分たちが楽しかった企画を春(『めちゃイケ』終了)に向けてやっていく中のひとつですけど、今回も中居さんを中心に体を張るロケがありまして、今までで一番規模が大きかったんじゃないでしょうか」と太鼓判を押した。
一昨年の12月26日に最終回を迎えた『SMAP×SMAP』について、直後に放送された『めちゃイケ』新春特番で中居が心境を吐露したこともあった。5人がそろって歌う最後の曲「世界に一つだけの花」は多くの視聴者の胸を打ったが、中居は「あの日、今まで一番繊細に何回も(音程を)当てにいったんだけど、ひとつも当たんなかった」と笑顔で告白。去り際に後ろ姿を見せると、岡村から「泣くなよ。いや、うしろ向いたら泣くんかなと思って」とイジられてしまい、笑いながらビンタでツッコミを入れるなど『めちゃイケ』流のねぎらいを見せた。
今回の3人旅では“攻守交代”とばかりに、中居がしきりにナイナイに『めちゃイケ』終了について「さみしいでしょ?」と聞いてきたという。岡村は、今回の旅の意義をかみしめるように話してくれた。「中居さんは『SMAP×SMAP』がなくなって、『めちゃイケ』のような“どバラエティー”を楽しんでくれているのかなと感じました」。そして、今回で番組としての旅は最後となるが「僕らも20年後に旅をしたいなと思うので、中居さんがこのまましっかりしてくれれば(中居が司会を務めるTBSの)『金スマ』とかでやってくれるんじゃないですか(笑)」と続けた。
ところで、最初に紹介したナレーションには、次のような続きがあった。「家族がNo.1にならなくてもいい場所であるように、遊び場も勝った負けたを決める場所ではありません。ただただ、遊んでいるうちに笑ってくれればそれでいいのです。2017年が、本当にいい年になりますように。『めちゃイケ』は、いつかまた中居くんが寄り道から五角形のホームに帰って来る日を信じながら、今年も一緒に遊んでいたいと思っています」。これまで目いっぱい視聴者を笑わせてきた3人による最後の日本一周。『めちゃイケ』という“遊び場”でのはしゃぎっぷりを大いに楽しみたい。
続きを読みます http://news.nicovideo.jp/watch/nw3188532
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