アイドルグループ、ももいろクローバーZの有安杏果(22)が21日、千葉・幕張メッセで開催されたライブをもって卒業。芸能界を引退した。最後までパワフルな歌声とダンスと笑顔でファンを魅了した。
有安は今月15日「22年間、芸能活動をしてきた。普通の女の子の生活を送りたい」と卒業&引退を電撃発表。それからわずか6日後のコンサートとなったが、会場には約3万人、周辺でライブビューイングする約7000人、約3万7000人が5人での最後のステージを見守る中、代表曲「行くぜっ!怪盗少女」など16曲を披露した。ステージに登場した有安は、大きな声援を受けると少し目を潤ませながら「ダンスと歌でみなさんに伝えたい」とあいさつした。
ライブ終盤、有安はメンバーから花束とともにメッセージを送られた。百田夏菜子(23)は「新しい道で見つけた夢をかなえられるように応援したい」。玉井詩織(22)は「良いライバルみたいな存在でした」。佐々木彩夏(21)は「隣で一緒にいてくれてありがとう」。高城れに(24)は「これからも友達でいてください」。そして、4人が有安に贈る歌としてヒャダインこと前山田健一(37)がこの日のためにつくった「新しい青空へ」を熱唱した。
有安は「やりきったなと思っています。後悔はないです。みんなに自慢できるくらい幸せになりたいと思います。4人のことをよろしくお願いします」とあいさつ。開始前に「最後まで泣かずに歌いきりたい」と話した通り、目は潤ませたが、最後まで笑顔のままステージを降りた。【上岡豊】
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