成人の日の8日、横浜市などに店舗を置き、着物の着付けやレンタルを手掛ける業者「はれのひ」と契約した新成人らから「店が閉まっていて誰もいない」「店側と連絡が付かない」といった相談が警察に相次いだ。300人規模の新成人がトラブルに遭ったとみられ、別業者への手配が間に合わず、一生に一回の成人式で晴れ着姿を披露できなかった人が多数出た。

 はれのひのホームページによると、横浜市以外には東京都八王子市、茨城県つくば市、福岡市に店舗を構える。

 着付け会場となっていた横浜市港北区のホテルによると、8日に約200人に着付けをする予定だった。昨年末の期限までに会場使用料が振り込まれず、1月5日夜に確認の連絡を取ると、はれのひ側は予定通り実施すると回答。しかし、通常は前日午後10時に衣装を搬入するが、はれのひからは誰も姿を見せず、連絡も取れなくなった。

 8日は100人弱の新成人が衣装を持参するなどしていたため、急きょ別の業者に手配し、着付けをした。残る100人程度の多くは着られなかったとみられる。

 横浜市中区の店舗が入る商業施設によると、店は7日からスタッフが不在で、責任者と連絡が取れないという。神奈川県警によると、8日、多数の相談が寄せられた。

 八王子店も8日は従業員がおらず、警視庁八王子署によると、100人程度が近くの交番に相談に訪れるなどした。

 1人当たり数十万円を支払っていたケースが多いとみられる。(共同)