
生前から「自裁死」を選択する可能性を公言していた西部邁さんがその最後を託したのは、自らの言論活動を通じて知り合い、長年にわたり公私の付き合いのあった窪田哲学、青山忠司の両容疑者だった。「本当に幸せなのは、死ねること」-。自殺の10日ほど前に収録されたテレビ番組では、独自の人生観や、信頼を置いていた2人への思いを語っていた。
窪田容疑者が編集を担当し、西部さんが10年近く出演していた東京MXテレビの討論番組「西部邁ゼミナール」。1月10日に収録されたとされる最終回では、特別ゲストとして西部さんの私塾の塾頭だった青山容疑者が登場し、言論や現代社会などをテーマに対談した。
番組では、西部さんが青山容疑者について「色々な世話役をやってくれていた。末尾を飾る、記念する意味で来ていただいた」と紹介。「(青山容疑者は)自動車の運転が好きで、よく乗っけてもらう」などと私的なエピソードを明かすと、青山容疑者は笑顔でうなずいていた。
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