高円宮家の三女、絢子さま(28)と会社員、守谷慧さん(32)の結婚式が29日、明治神宮(東京・渋谷)で行われた。午後には宮内庁の職員が婚姻届を港区役所に提出。皇室典範の規定により、絢子さまは皇族の地位を離れ、今後は「守谷絢子さん」として新たな生活を始められる。
式後、お二人は報道陣の取材に応じた。絢子さまは2002年に父の高円宮さまを、守谷さんは15年に母の季美枝さんを亡くしている。家族に対する心境を聞かれると、絢子さまは「父と母のような夫婦になれるよう努力していきますと伝えたい」。守谷さんは「今後ともよろしく見守ってください、と声を掛けたい」と話した。
絢子さまは「(多くの人々から)ご祝福を頂き、なんと幸せなことなんだろう」と感慨深げ。晴れやかな笑顔を見せつつ「日常に慣れすぎず、かけがえのない日々のささいなことを二人で感じていければ」と述べられた。守谷さんは「手を取り合って前を向いて笑顔の絶えない家庭を築いてまいりたい」と抱負を語った。
式は神式で行われ、両家の親族ら約30人が参列。会場付近には大勢の人々が訪れ、お二人が姿を見せると「おめでとうございます」と祝福の声が飛んだ。
絢子さまは17年12月、母の久子さまの紹介で守谷さんと出会い、交際を深められた。祝福に駆けつけた絢子さまの学習院時代の同級生、武田英子さん(27)は「絢子さまは子供好きで、優しい性格の守谷さんとぴったりだと思っていた」。幼なじみのフリーアナウンサー、近藤祥子さん(28)は「絢子さまは話し好きで明るい方。きっと楽しい家庭になるはず」とほほ笑んだ。
女性皇族の結婚は14年10月の高円宮家の次女、千家典子さん(30)以来。絢子さまの結婚で皇室の構成は18人となった。
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