ハロウィーン当日の31日、東京・渋谷の繁華街には、思い思いの仮装をした若者が集まり大混雑した。渋谷では先週末、若者らが軽トラックを取り囲んで横転させるなどのトラブルが相次いだため、警視庁は警備を強化。機動隊員ら数百人態勢で警戒に当たった。
渋谷駅前のスクランブル交差点では、同日夕から魔女やお化けなどの仮装をした若者たちが増え始めた。混雑が激しくなった午後7時ごろ、警視庁は駅近くの道玄坂などを車両通行止めにして歩行者に開放。柔らかな語り口で雑踏を警備するDJポリスが「歩きながらのスマートフォンはおやめください。落とすと大切な思い出が無くなります」などと呼びかけながら誘導した。
ゾンビの仮装をした川崎市の会社員、田島愛子さん(34)は、殿様姿の長男琉珂(りゅうが)さん(10)を連れ、一緒に写真を撮った相手にお菓子を配りながら歩いた。田島さんは「いろいろな仮装を見るのが楽しい。すごい人で、お酒に酔った人が増えると怖いので早めに帰りたい」と話した。
地元の商店ではトラブルを避けて、早めに店を閉める動きも広がった。フルーツ店を経営する会社の西村元孝専務(57)は「人混みが多すぎて商売にならない。今日はいつもより早く閉店します」と話した。
午後6時ごろには、スクランブル交差点から約200メートル離れた渋谷区宇田川町の7階建て雑居ビルから出火。屋上のダクトなどが燃えたが、けが人はおらず、大きな混乱はなかった。【金森崇之、金子淳】
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