大鐘稔彦氏の『孤高のメス−外科医当麻鉄彦−』(幻冬舎文庫)を、前川洋一氏 (『連続ドラマW アキラとあきら』『連続ドラマW 沈まぬ太陽』)が脚本化。臓器移植がタブー視されていた1980年代後半、医療先進国アメリカで研鑽けんさんを積んだ外科医・当麻鉄彦(滝沢)が、地方の民間病院に赴任するところからはじまるストーリー。「地方でも大学病院と同じレベルの治療が受けられるべき」という信念のもと、当麻はあらゆる難手術に挑み、目の前の患者たちの命を救っていく。しかし、日本初の臓器移植手術を前に、権力絶対主義と古い慣習に塗り固められた医療体制がその行く手を阻もうとして…。
滝沢演じる当麻が働く甦生記念病院の医師の半数は近江大学医学部からの派遣であり、その派遣元である近江大学医学部外科の助教授・実川剛を演じるのは、仲村トオル。当麻の実力を認め、何かと気にかけており、共に肝移植の未来を切り拓きたいと願う役どころ。仲村は「(舞台となる)1989年が約30年前という現実に愕然としています。しかし、スマートフォンの無い時代は、人が悩み葛藤し躊躇する姿を撮るにはなかなか良い時代だなと思います」と話した。
甦生記念病院がある湖水町の町長・大川松男を演じるのは長塚京三。主治医と患者という関係で当麻に全幅の信頼を置いている。長塚は「滝沢君との本格的な共演は、二十年ほど前に、親子もどきの役柄で御一緒して以来です。ついあの頃の気分に戻って、あいさつ代わりにポンと肩を叩きそうになってしまいます。お互い照れ臭くもあるのですが、20年の時空を超えて、しみじみ今日の共演を楽しんでいます」と、再会を喜んでいた。
当麻が勤める病院の院長であり、当麻の良き理解者でもある島田光治役に石丸幹二。研修医時代の当麻を親身になって面倒を見ていたのが縁で当麻が甦生記念病院で働くことになるきっかけを作る。甦生記念病院に近江大から派遣されている外科医・青木隆三役に工藤阿須加。慣習やしがらみを一切気にすることなく、ただ目の前の命に集中する当麻に出会い、刺激を受け、次第に尊敬の念を募らせていく。そして、大川の娘で甦生記念病院で当麻と共に働き、淡い恋心を抱くようになる大川翔子は山本美月が演じる。。
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