JR埼京線の車内で集団で女性の体を触ったとして男4人が強制わいせつの疑いで警視庁に逮捕されました。事件の背景にはネットの掲示板がありました。
27日、集団で痴漢行為に及んだとして、男4人が逮捕されました。齊藤容疑者ら4人は、今年7月の午後7時すぎ、JR埼京線の電車内で20代の会社員の女性に対し、集団で下着の中に手を入れて下半身を触るなどのわいせつな行為をした疑いが持たれています。
警視庁によりますと、この男ら4人は面識がなく、あるものを通じて集まった可能性があるというのです。それが、「痴漢体験を告白する掲示板」。
書き込みを見ると、自らが体験した内容なのか妄想なのか、電車内で行われる痴漢について、まるで小説のように書かれているものが多く見受けられます。また、なかには具体的に痴漢情報をやりとりしているような書き込みもあります。こういったネット掲示板が、犯罪の温床になっているというのです。そのなかにもある「集団痴漢」。その手口とは。
今回の事件で見てみると、男ら4人は、埼京線の先頭車両で痴漢が横行していることを知り、痴漢をするため、痴漢を見物するために集まったといいます。その後、男ら4人は一緒になり、女性を取り囲み、痴漢に及んだというのです。齊藤容疑者ら3人は容疑を認めていますが、男1人は容疑を否認しています。
犯罪の温床となることもある「痴漢サイト」。過去にも、こんな事件が。
掲示板に「痴漢してもらいたいです」の書き込み。実は、20代の男女が共謀して書いたもの。これに返信してきた50代男性に女性の服装、乗る車両を伝えたうえで地下鉄の車内で女性の胸などをわざと触らせました。その後、仲間の男が男性を警察に突き出し、示談金をもらおうとして男は逮捕されました。
もう1つ。「痴漢をしてくれる人、早く来て」という書き込みに誘われた20代の男性。女性に関する情報をサイトから入手します。そして、車内で女性の足を触ったとして逮捕されます。しかし、その後、書き込みも触られたという女性も、実は、40代の税務署職員の男がなりすましていたことが分かったのです。痴漢したとされた男性は保釈され、なりすましの男が逮捕されました。
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