テーマパーク運営のオリエンタルランドが、東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市、TDR)を拡張する計画があることがわかった。約100万平方メートルの敷地を、2020年代前半に約3割広げる計画。投資額は数千億円にのぼるとみられる。競争が激しいテーマパーク業界で、日本人に加えて訪日外国人を引きつける狙いがある。
現在、1983年開業の東京ディズニーランドと、01年に開業した東京ディズニーシー合わせて約100万平方メートル。隣接する平面駐車場を立体駐車場にするなどして、空いた敷地をテーマパークの新たなエリアとして活用することを検討している。
19年度には立体駐車場が建設される予定で、新エリアはその後の着工になりそうだ。全体の面積は現在の1・3倍ほどに広がるという。現在、混雑が常態化しており、その解消も狙う。
TDRの16年度の入園者数は約3千万人で2年連続で減少。一方で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)は、16年度(1460万人)までに3年連続で増えている。国内でのテーマパーク間の競争に勝ち抜き、今後も増えることが見込まれる訪日外国人の取り込みを狙う。
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