細田守監督作品「おおかみこどもの雨と雪」の漫画版や、オリジナル作品『五時間目の戦争』などで知られる漫画家の優さんが7月1日、急性心不全により亡くなっていたことが分かりました。9月25日に優さんの夫により、優さんのTwitterアカウントを通じて明かされました。
ツイートによると、優さんは2017年5月末頃に体調を崩し長期療養していましたが、心不全は持病とは直接関係のないもので、徐々に回復へ向かっている中での突然の出来事だったとのこと。2014年からの長期連載作『五時間目の戦争』は2017年2月に完結を迎え、最終巻が3月に発売。また、フルカラー作品集『さよなら、またね。』も今年1月に発売されていました。
優さんの夫は、「ずっと夢であった漫画家になれ、ファンの方々や仕事を共にした人々に支えられ、とても幸せな人生だったと思います」と感謝を述べるとともに、「ただ、新作の構想をしている最中で、このようなことになり、優本人は悲しく思っていると思います」と、優さんの無念を推し量る内容のコメントを投稿しています。
優さんの訃報に、ファンや関係者の間では驚きと悲しみの声が広がっています。『ナナマルサンバツ〜7○3×〜』の作者で、優さんの単行本に寄稿したことのある漫画家の杉基イクラさんは「優さんの訃報を担当に告げられた時、本当にショックで」「この訃報は本当に彼女が一番悔しい想いをしていると思います」とツイート。また、優さんが連載していたKADOKAWA『ヤングエース』編集部は「訃報に接した時は全く信じられなくて、膝の力が抜けたのを覚えています。今も信じられません」とコメントしています。
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