女優菊川怜(39)が29日、キャスターを務めるフジテレビ系「情報プレゼンター とくダネ!」(月〜金曜午前8時)を降板した。
この日が最後の出演の菊川は、白いスーツ姿。番組の終盤に、小倉智昭キャスターから「怜ちゃんが今日、最後の出演となりました」と振られると、目頭を押さえて涙。5年3カ月前の12年7月に、中野美奈子アナウンサー(現在フリー)の後任として初めて「とくダネ!」に登場した時からのVTRが紹介された。
感想を聞かれると「長いような短いような。辞めることで初めて『とくダネ!』を、こんなに好きだったんだな、と分かった。辞めて初めて分かることがある」と涙ぐむと、小倉キャスターから「もうちょっと早く分かってくれれば」と突っこまれた。小倉キャスターから「また、コメンテーターで来る?」と振られると、目頭を押さえながら「夏休みに」と切り返し。小倉キャスターから「こんな風に言えるようになるとは」と、5年3カ月の間の成長を褒められた。
番組最後のクイズコーナー「脳活ジョニー」は“菊川の卒業スペシャル”。「答えられなかったら、辞めるの止めよう」とつぶやきながら挑戦。見終わった小倉キャスターが「こうして見るとかわいい」と感想を見ると「遅い」とすねて見せた。そして、番組を辞めると決めてからを振り返り「揺れる気持ちがあった。潔くない人間」と涙を流した。最後に小倉キャスターから花束を渡され「毎日、怜ちゃんの笑顔に救われた。怜ちゃんが作ってきた形になってないおにぎりがうれしかった」とねぎらわれ、「そろそろね」と子作りをリクエストされると「難しい」と照れた。そして「皆さん、ありがとうございました」と笑顔でピースサインを見せた。
菊川は今年4月に実業家穐山誉輝氏(48)と結婚。8月に「とくダネ!」を9月いっぱいで降板することを発表していた。今後は結婚生活、女優業に力を入れる。
菊川の後任は、今年4月に入社した新人の海老原優香アナウンサー(23)。来月2日から出演する。小倉キャスター、笠井信輔アナウンサー(54)、梅津弥英子アナウンサー(39)ら4人で司会陣を務める。この日の番組途中で登場した海老原アナは「来週から出演する海老原優香です。一生県頑張りますのでよろしくお願いします」とあいさつした。
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