中谷美紀、主演舞台「黒蜥蜴」は「稽古を存分に楽しみたい」本番はドタキャン!? - Crune Blogs

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2017年9月28日木曜日

中谷美紀、主演舞台「黒蜥蜴」は「稽古を存分に楽しみたい」本番はドタキャン!?

会見に登壇した中谷美紀「猟銃」

会見に登壇した中谷美紀
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[映画.com ニュース] 女優の中谷美紀が9月28日、主演舞台「黒蜥蜴」の都内で行われた製作発表に、共演の井上芳雄相楽樹朝海ひかる成河とともに出席した。

江戸川乱歩の小説を三島由紀夫が戯曲化した、美ぼうの女盗賊・黒蜥蜴と名探偵・明智小五郎の対決を軸にしたたん美な世界を描く濃密な人間ドラマ。トニー賞でのノミネート経験のあるイギリスのデビッド・ルボー氏が演出を手掛ける。

2011年の初舞台「猟銃」で紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀女優賞など舞台でも実績のある中谷だが、「常々、舞台には向いていない、舞台に立つ人間ではないと思っているので、うれしい半面、恐れの方が大きかった」と消極的。ニューヨークでルボー氏と会い、「温かいまな差しで自信のなさを受け止めていただき、能力を顧みずにイエスと言ってしまった」と自ちょう気味に振り返った。

さらに、「何より本番が嫌いなんですよね。稽古を存分に楽しんで、本番は別の女優さんに代わってもらいたい」とまさかのドタキャン予告。それでも、「美しく残酷な物語ですが、美のためには手段を問わない執着には共感しつつ、脚本を心地よく読んだ。若さを保つ美ではなく、朽ちていくものの中にも美を感じることがあります」とイメージを膨らませていた。

明智役の井上は、2012年「ルドルフ・ザ・ラスト・キス」以来となるルボー作品に「『ルドルフ』はルボーさんに魔法にかけられたような期間、もう1度と思いながら5年間、現実を見せつけられる暗い時を過ごした。今回は逃す手はないと思った」と意欲満々。ミュージカル界のプリンスと呼ばれているが、「ルボーさんには、もうプリンスじゃないだろうと言われた。ハードボイルドな明智を精いっぱいやりたい」と腕を撫していた。

「黒蜥蜴」は来年1月9~28日に東京・有楽町の日生劇場、2月1~5日に大阪・梅田芸術劇場で上演される。

(映画.com速報)

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