1945年にフィンランドの作家、トーベ・ヤンソンによって原作小説が発表されて以来、絵本、コミックス、アニメーションとして、世界中の人びとから愛されているムーミンの物語。各種アニメーション作品では、岸田今日子(テレビアニメ『ムーミン」1969年、72年)や高山みなみ(テレビアニメ『楽しいムーミン一家』90年ほか)、松たか子(『ムーミン パペット・アニメーション』2012年)などが、主人公ムーミンを演じてきた。
新たにムーミン役を任された宮沢は「ムーミンは子どもの頃、絵本やアニメで楽しませていただいてました。人見知りだった私に母が『ねぇムーミン、こっち向いて…』というフレーズを借りて、私の名前でこの歌を口ずさむことがありました。それがとても好きだったし、大切な思い出です」と、感慨深い様子。
今回のオファーに「夢や希望だけでなく現実的なテーマにユーモアをちりばめたムーミンの世界観の魅力をお子さんはもちろん、歳を重ねた方々にも、お届けできるように、私自身も楽しみながらムーミンを演じたいと思います」との意気込みで応える。
本作は映画シリーズ初となる、冬のムーミン谷が舞台。物語のはじまりは、木の葉が舞い落ちる秋。冬になるとムーミン一家は春まで眠りにつきますが、好奇心いっぱいのムーミントロールはムーミン谷にまもなく訪れる冬を感じようと出かけます。そこで知ったのは、まもなくやってくるという「クリスマス」の存在。”クリスマスさん”って誰? どんな人? ムーミン一家はクリスマスさんをもてなそうと大騒ぎ! やがてムーミンが出会う不思議な冬の魔法、驚きの数々、そしてムーミン谷に訪れる最高の夜・・・・・。ムーミンたちが初めてクリスマスを迎えるまでを描いた、心あたたまる物語。3オクターブを超える癒しの歌声を持つサラ・オレインが、主題歌を歌っている。
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