「『けものフレンズ』の映像化プロジェクトに関するご報告」としたメッセージでは冒頭、続編の制作体制について「同体制での継続か、新体制での新たな表現かも合わせて検討中で、現時点においてもまだ何も決定していない状況です」と明かした。当初、3月まで放送されていた第1期の体制で進める方向で調整していたものの「アニメーション制作会社であるヤオヨロズ株式会社より8月に入った段階で辞退したい旨の話を受け、制作体制を一から模索することになっているのが現状です」と伝えている(※ヤオヨロズはたつき監督を擁する制作会社)。
『けものフレンズ』は現在、アニメのみならずゲーム、コミック、舞台など幅広いプロジェクトとしてKADOKAWAを中心に展開されているが、「広く門戸を開放し、理念に賛同していただける方々のお力添えをいただき、世界を広げていきたい。そのために誰のものでもないプロジェクトとして、動物のための『けものフレンズ』として活動を重ねて参りました」と運営側の理念を説明。
その上で、ヤオヨロズについて「関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用がありました」と指摘。「映像化プロジェクトとしては次回の制作を引き続きお願いしたかったため、情報は事前に共有してほしい旨の正常化を図る申し入れをさせていただきましたが、ヤオヨロズ株式会社からは、その条件は受け入れられないので辞退したい、とのお返事でございました」と経緯を説明している。
今後のプロジェクトについては「上記のような経緯で一部滞っておりますが、今後も御協力をいただく皆様と共に作品を守り、ファンを守り、動物たちのことをもっと知ってもらう活動をこれからも初志貫徹、続けていく所存です」とし「映像化に関しましても、改めて、そしてできるだけ早くご報告できるよう進めて参ります」と結んだ。
たつき監督は25日、「突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です」とツイート。ネットではKADOKAWAへの批判が噴出し、たつき監督の続投を求める署名が一晩で2万人を超えるなど騒動となっていた。
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