アニメ「けものフレンズ」のラジオ番組が10月4日から文化放送でスタートすることが27日、発表された。
現在同アニメをめぐっては監督降板がファンの間で騒ぎになっているだけに、新ラジオ番組の発表に困惑の声もあがっている。
文化放送は公式サイトで「『けものフレンズ』のラジオ番組が、10月4日(水)21時から文化放送でスタートすることが決定しました!番組タイトルは、『けものフレンズ presents フレンズ探検隊』!」と発表。パーソナリティーは同アニメの声優3人、ロイヤルペンギン役の佐々木未来、アライグマ役の小野早稀、コウテイペンギン役の根本流風が務めるという。また、番組内では同アニメにちなんだコーナーもあるとした。
ただ、25日には同アニメを手掛けたたつき監督がツイッターで「突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました」と報告。何らかの事情で降板が決まったとして「僕もとても残念です」と悔しさをにじませていた。ネット上には残念がるファンの悲鳴があがり、たつき監督の続投を求める署名活動も開始された。
この騒ぎを受け、同アニメ製作委員会は27日、公式サイトで見解を発表。「『けものフレンズ』に関しまして、すでに新規映像化プロジェクトの制作を発表させていただいておりますが、発表当初より同体制での継続か、新体制での新たな表現かも合わせて検討中で、現時点においてもまだ何も決定していない状況です」とした上で、「そのような中、今年1月~3月に放送されたTVアニメーションと同様の体制を優先として、視聴者のご期待に沿えるべく調整をしておりましたが、アニメーション制作会社であるヤオヨロズ株式会社より8月に入った段階で辞退したい旨の話を受け、制作体制を一から模索することになっているのが現状です」と、たつき監督らが設立したアニメ制作会社との間であったやりとりについて説明した。
こうした状況での新ラジオ番組開始について、ファンからは喜ぶ声もあがったが、一方で「タイミングが悪すぎる」「なんとまぁ、すさまじいタイミングで放送するな」「とんでもないタイミング」との声もあった。
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