「撮影初日からいきなり“猫”だった」
(C)「トラさん」製作委員会
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[映画.com ニュース]人気アイドルグループ「Kis-My-Ft2」の北山宏光が映画初主演を果たす「トラさん」の場面写真が、このほど披露された。映画化決定の第一報から、SNSなどで「北山が猫を演じる? どうやって?」と疑問が噴出していた今作。そんな声に応えるべく、北山が猫に扮する衝撃の姿が明らかになった。
2014~15年に「月刊YOU」(集英社刊)で連載された板羽皆氏による同名漫画を基に、「Sweet Rain 死神の精度」などの筧昌也監督のメガホンで実写化。酒とギャンブルに溺れる売れない漫画家・高畑寿々男(北山)は、妻・奈津子(多部未華子)と娘・実優(平澤宏々路ちゃん)をのこし、ある日交通事故で死んでしまう。“次の命”を決める関所で目を覚ました寿々男は、地獄行き……かと思いきや、『家族や自分の本当の心を見つめ直せ』と命じられ、1カ月間、猫の姿で家族のもとに戻されることになる。
(C)「トラさん」製作委員会
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主人公の寿々男と、転生した姿である猫のトラさんを演じる北山。場面写真では、ボロボロの北山がダンボールハウスでうずくまり、なんとも言えない表情を浮かべる模様を切り取っている。顔面、二の腕、手の指は素肌がむき出しだが、体毛や足の肉球、爪などは猫そのものだ。
映画初主演で超異色の役どころに挑んだが、北山は「撮影初日からいきなり“猫”だった」といい、「ですが実際に猫を演じてみると、寿々男であり猫であることの気持ちや感覚がリアルになってきて、もっとこんなこともできるのかなあって、毎日いろいろと発見もあります」と充実の様子で振り返る。撮影は快調なようで、「猫を演じて、人を演じて、というのはなかなかないことなので(笑)、普段ではできないことをいっぱい詰め込めるので、この役にすごくやりがいを感じています。猫だから、猫なのに心は人だからこそできることがある。『カット』がかかって監督がくすりと笑ってくれると、密かに手応えを感じています」と明かした。
「トラさん」は、2019年に全国で公開予定。
(映画.com速報)
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