たけし、生放送で涙…大杉漣さん急逝後初めて口開く 監督作での名演語る - Crune Blogs

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2018年2月24日土曜日

たけし、生放送で涙…大杉漣さん急逝後初めて口開く 監督作での名演語る

 21日に急逝した大杉漣さんが出演した映画「ソナチネ」「HANA―BI」などでメガホンをとったビートたけし(北野武監督、71)が24日、TBS系「新・情報7days ニュースキャスター」(土曜・後10時)で大杉さんの他界後初めてコメントした。

 たけしは「寂しいですね」と問われると目頭を押さえて「うん…」「あぁ…」と口にしてしばらく言葉を発せなかった。

 約25年前、「名優・大杉漣」の才能を見いだしたのは北野監督だった。

 舞台を中心に活躍していた大杉さんは、1993年の北野監督の映画「ソナチネ」で武演じる暴力団組長の部下「片桐」を演じて注目を集めた。オーディションはわずか2秒間。大杉さんは98年のスポーツ報知のインタビューで「ドアを開けるなり『どうぞお帰りください』って。監督はちらっと見ただけ。上野動物園のパンダじゃないんだから」と振り返っていた。

 たけしは当時のことについて「オーディションの時ね、遅れているんだよね。マネジャーか誰かに聞いたんだけれど『ソナチネ』映画で受からなかったら、実家で普通のサラリーマンになりますって最後のオーディションに来て遅れちゃうんだよね。俺が帰ろうとしたら(大杉さんが)来て、漣さんが『申し訳ありません! 遅れました』って言うから。感じがこの人を使うべきと思ったのか」と“出会い”を振り返った。

 当初は30秒の出番の予定だったが、アドリブをうまくこなして、台本を書き直すし、重要な役どころに抜てき。言葉は多く交わさずとも、実力を高く評価していた。

 98年の映画「HANA―BI」でもタッグを組んだ。大杉さんは、銃弾に倒れ、絵を描くことに生きがいを見いだそうとする元刑事役。セリフが極端に少ない難役を演じきった。同作でブルーリボン賞助演男優賞などを受賞するなど、その才能を世に広めた。

 大杉さんは昨年10月公開の映画「アウトレイジ最終章」まで、10作以上の北野作品に出演した。

 たけしは「最後のアウトレイジも出てもらっているんだよね。結末が申し訳ないけれど、漣さんが死ぬ役なんだよね。だから、なんかすごく変な言い方をすると、俺が生かして俺が殺したみたいな妙な気になって。悲しいけどね。申し訳ないなと思ってさ」と再び声を詰まらせた。

 たけしは急逝の一報を聞いた時、テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」の収録を行っていた。

 当日のことについてたけしは「マネジャーが大杉漣さんがお亡くなりましたと言うのよ。お亡くなりになりましたはわかるのよ。死んだってことだよね。誰がって。俺、大杉漣さんをこれほど知っているのに、(頭が)真っ白で分からないのよ」と振り返り、大杉さんの名前を何度も出されても、理解できなかったという。「頭がパニクってきちゃって」「大杉漣さんが死んだってことが、頭で理解できていないんだよね。しばらくかかったね。気がつくまで。漣さん? あの漣さん?」とショックの大きさを口にしていた。

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続きを読みます http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180224-OHT1T50201.html

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