フランスを代表するシャンソン歌手のシャルル・アズナブールさんが亡くなった。94歳だった。1日、仏メディアが一斉に伝えた。
1924年、アルメニア系移民の両親のもと、パリで生まれた。
幼少から俳優と歌手を志してパリの小さな舞台で日銭を稼ぎ、46年、シャンソン歌手エディット・ピアフに見込まれて前座で歌い、名が知られるようになった。
低くて渋いしゃがれ声が特徴で、代表曲に「ラ・ボエーム」や「世界の果てに」などがある。作曲や作詞も手がけ、1400曲以上のシャンソンを書き、60本以上の映画にも出演。18年9月には日本でコンサートを開いたばかりだった。(パリ=疋田多揚)
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