シリアで拘束され、3年4か月ぶりに解放された安田純平さん(44)が25日に成田空港へ帰国。妻で歌手の深結(みゅう)さんが同日、安田さんと対面後に同所で会見を開いた。安田さんとは約15分間にわたって安田さんの両親らと話をしたことを明かし、報道陣に向けて涙ながらに「本当にたくさんのみなさんに…ご心配、ご迷惑かけ、家族としてお詫び申し上げます」と頭を下げた。以下は一問一答。
―初めてかけた言葉は
「廊下から見えた瞬間駆け寄って、抱きついたんですよ。おかえりなさい、と言いました。本人照れてました。『ただいま』が彼が発した最初の言葉です」
―安田さんの印象は
「本当にやせていました。もう見た瞬間、すごいやせたなあと」
―どんな会話を
「うちの母とか(安田さんの拘束中に)待ちながら亡くなってしまって。その報告を一番ビックリしてて『えー! 大変だったな』と言ってくれました。1人で弔いをした人間として、うれしい言葉でしたね」
―また戦場に行くか、などの話はしたのか
「聞いたんですが、『今は何も考えていない』と。空白みたいです」
―安田さんのご両親とはどのような話をしたのか
「。両親には『年齢が高いから会えなくなるかもしれない、生きているんだろうかと心配していた』といった言葉をかけていた。母のおにぎりきんぴらゴボウをうれしそうに食べていましたね」
―今後については
「今が当たり前の幸せを感じる。1日1日を家族といっしょにオイシイご飯食べられる、普通の日常が願いです。温かいお風呂に入ってもらって、お布団で寝て欲しい。今後の予定は本当に決まってません。体と精神ともに過酷だったようなので、とにかく心身のメディカルチェックをして、それからですね」
―本人からのメッセージは
「『大変お騒がせしました。無事帰国することができました、ありがとうございます。可能な限りの説明をする責任があると思います。可能な限り対応させていたがきますので、きょうのところはご勘弁ください』とのことでした。メディカルチェックをしたあと、今後のことは考えたい」。
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