1日午後0時55分ごろ、岡山市南区古新田の市立福田小から「体育館で合唱の練習中に、複数の児童が手足のしびれや気分不良を訴えている」と119番があった。市消防局によると、児童25人を搬送。過呼吸の症状の児童が多く、数人は自力で歩けなかったが、いずれも命に別条はない。原因は調査中。

 市消防局や同校によると、搬送されたのは男子9人、女子16人。午前11時45分からの4時間目、体育館で6年生約110人が音楽発表会に向けた練習をしていたが、正午すぎに4人が体調不良を訴え保健室で休ませたりしていた。練習後に不調の児童が増えていったという。3時間目終了時、体育館の遮光カーテンは閉められていた。

 同校の犬飼建介教頭は「多くの人に心配をおかけして申し訳ない。スクールカウンセラーに話を聞いてもらうなど、今後は児童のケアを第一に考えて対応する」と話した。(共同)