中学生棋士、藤井聡太四段(15)が、将棋界の頂点「名人」を目指す道のりの「第一関門」突破を決めた。第76期将棋名人戦・C級2組順位戦で、一つ上のクラスであるC級1組への昇級を確定させた。さらに、今年度の対局数、勝数、勝率、連勝数は、いずれもここまで全棋士中1位。将棋界の記録の主要4部門独占も視野に入る。
C級2組で唯一全勝を守る藤井四段は1日、東京都渋谷区の将棋会館で梶浦宏孝四段(22)に勝利。C級1組への昇級一番乗りを果たした。昇級に伴い、五段昇段の基準を満たした。棋士は四段からプロとして認められ、最高段位は九段。
藤井・新五段以前に、中学生棋士は加藤一二三九段(78)ら4人いるが、「中学生五段」は初の誕生となる。15歳6カ月での五段昇段は、加藤九段の15歳3カ月に次いで史上2番目の年少記録。加藤九段の当時は中学卒業後の4月1日付で昇段する規定だったが、その後、昇級を決めた日に変更された。
今期のC級2組には50人が参…
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