イベントには綾瀬千早役の
広瀬は「続編の発表があったときは、完成披露という素敵なステージを迎えられる日がまったく想像できなかったので」と挨拶。クロストークに入ると“肉まんくん“こと西田優征役の矢本は、本作から参加したメンバーに撮影現場の様子について尋ねる。新入生の筑波秋博を演じた佐野は「楽しかったですねー。ね」と回答。すかさず松岡が「何か先輩に聞きたかったこととかないの?」と質問を重ねると、矢本も「初対面の俺どんな感じやった?」と問い詰める。すると佐野は「かわいかったですね。わー。肉まんくんだーって。あれ豚まんでしたっけ?」と、27歳で高校生役を務めた矢本をいじった。
競技かるた部に入部する新入生・花野菫を演じた優希も、今回が「ちはやふる」初参加。「すっごく楽しくて、先輩方はユニークで面白くて。しっかり現場を引っ張ってくれる頼りがいのある方々でした」とにこやかに述懐する。また映画オリジナルキャラクターの我妻伊織を演じた清原も、「皆さん本当に優しくて。たくさん話しかけてくださいました。かるたの練習も皆さんと一緒にできて、いい思い出です」とコメントし、「萌音ちゃんが本当に優しくて。伊織ー、伊織ーって。毎日毎日かわいがってくださって……ありがとうございました」とお礼を述べる。それを受け上白石は「みんな果耶ちゃんにメロメロで……」と返し、矢本も「果耶は天使でした。最高です」と満面の笑みを浮かべる。
孤高の存在であるクイーンを演じた松岡は、普段の性格と役どころに「ギャップがありすぎる」と苦労を吐露。「皆さんにお会いするときに詩暢ちゃんでいいのか。普段の松岡でいいのかわからなくて。普段だったら(テンション高く)ホントに今日はうれしいんです!ってやりたいんですけど」と明かすと、名人・周防役の賀来も「そうなんです。普段の賢ちゃんでいたらいいのか。周防さんでいたらいいのか。僕も本当だったら(テンション高く)かっくんです!ってやりたい」と乗っかり、笑いを誘う。これに広瀬は「今の雰囲気は、完全に松岡さんと賢ちゃんでした」と述べた。
ここで司会から、千早のように何かに夢中になる女の子を振り向かせるためには、どんな行動を取るかと聞かれた野村と新田。松岡が「私たちの質問と角度違いすぎません?」とツッコむ中、野村は「いいよ。いいよ。教えてやるよ」と低めの声でやる気を見せる。野村から「まっけん! 先に言ったれ」とムチャ振りされながら、新田は「その前に僕は綿谷新、新田真剣佑、尊氏(放送中のドラマ「トドメの接吻」で新田が演じている役柄)の誰でしゃべったほうがいいですか?」と質問する。観客の「尊氏ー!」という声が鳴り止まない様子を見て、野村は「俺はー?」と寂しげな表情を浮かべた。
さっそく新田は広瀬を相手役に、振り向かせるための行動を実践してみることに。「僕はがんばっている人がいたら、それが達成されるまで応援したいし、それが終わるまで……待つよ」と振り向きざまに言うと、場内には黄色い声が起こる。一方、野村は「やっぱり俺は今すぐにでも振り向いてほしいから……」と口にし、「おい。お前どこ向いてんだよ」と新田のほうを向く広瀬の肩を引き寄せる。自分のほうに振り向かせて、その子が夢中になってるものを一緒にがんばると説明するが、どちらのアプローチが好みか問われた広瀬は「待ってほしいです」と即答した。
「なんだよ……」と肩を落とす野村だったが、松岡が自分は野村のアプローチのほうが好みであることを伝えると「ありがとうね。茉優ちゃん……」と安心した様子。それに対し松岡が「重要なのは、野村さんだから選んだんじゃなく、一緒にがんばるってところ」と念を押すと、野村は「わかるよ。強引なまっけんのほうがいいってことだよね。すごくわかる」と自虐的に返し笑いを誘った。
最後に広瀬から、観客へ向けてひと言メッセージが。「この映画には、私たちだからこそ生まれた何かが絶対あると思っていて、それを一番大切に。この3年間のすべてを懸けたつもりで作った作品です。瑞沢や新、ほかの登場人物たちの思いを、この作品から受け取ってくれたらうれしいです。自信を持って皆さんにお届けできる映画になっています」と呼びかけ、イベントは幕を閉じた。
3月17日に全国公開される映画「ちはやふる -結び-」は、競技かるたに青春を懸ける高校生たちを描いた「ちはやふる -上の句-」「ちはやふる -下の句-」の続編。千早役の広瀬をはじめとする主要メンバーが再集結し、「卒業」をテーマに、高校生活最後の全国大会を目指す瑞沢高校競技かるた部が描かれる。なお原作はBE・LOVE(講談社)にて連載されており、単行本は37巻まで発売中。
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