将棋の最年少プロ、藤井聡太六段(15)は28日、大阪市の関西将棋会館で指された王将戦1次予選で井上慶太九段(54)に敗れた。中学生最後の対局を白星で飾れず、1月から続く連勝は16でストップした。
しかし、2017年度は記録全4部門(対局数、勝率、勝利数、連勝)で1位を達成。勝率は73対局、61勝12敗の8割3分6厘と、歴代4位タイ(1位は中原誠十六世名人の8割5分5厘)の記録を残した。勝利数も4位タイ(1位は羽生善治二冠の68勝)と、対局数を除く3部門でベスト10内に入った。
28日は相手の巧妙な指し回しに屈し、137手までで投了。「形勢を損ねてしまい最後まで及ばなかった」と悔しさをにじませた。1年間について「思っていた以上の活躍ができたが、本局のように力が足りないのでしっかりやっていきたい」と前向きに話した。
藤井六段は今年2月に羽生二冠を破るなどして棋戦初優勝し、中学生初の六段に昇段した。次の目標は初タイトルの奪取となる。
8つあるタイトル戦のうち、予選が始まり年内に挑戦者となる可能性があるのは竜王戦、王座戦、棋王戦の3棋戦。特に王座戦では16人が出場する本戦トーナメントに勝ち進んでおり、4連勝すれば、中村太地王座への挑戦者となる。〔共同〕
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