「どうせお金目当てでしょ?」資産家男性の卑屈に益なし - Crune Blogs

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2018年3月24日土曜日

「どうせお金目当てでしょ?」資産家男性の卑屈に益なし

 港区女子たちは、年収が何千万円にもなるハイスペック男性たちとの飲み会を繰り広げている。そんな男性たちだから、「オラオラの自信家」が多いそうだが、中にはその逆のタイプもいるという。現役港区女子の吉川リサコ氏がリポートする。

 * * *

ある時、港区界隈の飲み会で、地方に住む53歳の資産家男性がやってきた。その地域では有名な企業の経営者で、その企業の何代目か、らしい。独身。見た目は、笑ゥせぇるすまん。

 その合コンは、喪黒福造のほか、彼の取引先の経営者何人かで開かれた。私はその中でも喪黒福造に積極的に話しかけてみた。

 ところが喪黒は目も合わせようともせず、こちらの質問に答えるくらいで会話のキャッチボールが続かない。話し始めて1時間ちょっと。こう彼は切り出した。

「君、なに目当て? 僕みたいなキモい男にそんなに興味ある? 君みたいな美人に話しかけられるなんて怖いよ」

「僕の今までの彼女、全員ブス。君みたいのは地雷なんだ。どうせ財産目当てでしょ? 目的は?」

「そもそも美人なのに、なんで結婚してないの? 東京にいて。性格が悪いの?」

 私は思わず声を出して笑ってしまった。この手のタイプは、けっこういるのだ。

 それより遡ること1年以上前。フランス人のハーフで色白美人の友達・ユキに彼氏ができた。彼氏のトオルは、ピースの又吉のような物静かな感じである。地方の資産家の子息であり、都内の有名私立大学に入って上京した。彼は上京にあわせて、親から自由が丘に一軒家を建ててもらった。マンションではなく、一軒家での1人暮らしデビューである。そんなボンボンとユキは交際を始めた。

 トオルはユキに、記念日のたびに、仕送りを使ってMiuMiuのバッグ、シャネルの財布、マノロブラニクの靴に、カルティエの時計をプレゼントした。ユキは男性からプレゼントをもらい慣れていたし素直に喜んで身につけた。しかし、2人は交際1年あまりで、ユキから別れを告げた。理由は、ユキが大学の先輩と浮気して、先輩を選んだからである。

 トオルは気が動転し、親に「大学をやめて家に帰る」と騒いだ。トオルの父親はユキにキレた。

「よくも息子を騙してくれたな! だから東京の女は怖いんだ! 金目当てだろう! 美人だからって!」

 それからトオルは「俺のことを好きになる女はみんな財産目当てだ」と卑屈になっているらしい。ユキとしてはお金に目が眩んで付き合ったわけでも、プレゼントを欲しがったわけでもないのに。

 喪黒福造を前に、そんな話を思い出し笑いが止まらなかったのである。「どうせ財産目当てでしょ」は、お金を持っているだけの卑屈男の決まり切った言葉だ。だが、港区女子にとっては、ハイスペックであることなど“前提”でしかない。逆に、お金を持っていることを自慢されても、そんな話も聞き飽きている。ハイスペックで魅力的な男でなければ、仲良くもなりたくない。そんなにお金を持っているなら、卑屈を直して女子と楽しくトークできる話術を身につけるためのセミナーにでも通えばいいのだ。

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