「深い夏」を振り返った土屋太鳳ら
[拡大画像]
[映画.com ニュース] 土屋太鳳が「鳥人間コンテスト」に挑む理系女子大生を演じた映画「トリガール!」が9月1日、全国238館で封切り。東京・TOHOシネマズ新宿で行われた初日舞台挨拶に、土屋をはじめ、共演の間宮祥太朗、高杉真宙、池田エライザ、メガホンをとった英勉監督が登壇した。「ようこそ! 『トリガール!』の世界へ」と観客に言葉を投げかけた土屋は「沢山の方々に見守っていただいて、温めていただきました。『トリガール!』テイクオフです!」と喜びを爆発させていた。
一目ぼれした先輩に誘われ、人力飛行サークル「T.B.T」に入った毒舌女子大生・鳥山ゆきな(土屋)が、鳥人間コンテスト出場を目指し仲間と切磋琢磨する姿を描く。英(はなぶさ)組で過ごした撮影の日々を「すごく深い夏でした」と独特の表現で言い表した土屋は「英組は最高なんです。プロとしての毒みたいなものもあって、その毒が魅力的。誠実な緊張感もあり、試行錯誤できて“土屋太鳳”自体も解き放たれました」と満面の笑みで語っていた。
ところが、話し終えると「大丈夫? 大丈夫?」と観客に意味が伝わったか不安になった土屋。司会者から解説を求められた間宮は、「夏というものを深いとはあまり表現しないじゃないですか? そこが新しい! 夏を深さで表現するのが、斬新な視点ですね」とまくし立てた。そして「深い夏というのは“どっぷりと夏に浸かった”という意味でございまして。それを伝えたかったんです。深い夏をお届けしております。ありがとうございます!」と続け、ともに熱い夏を過ごした土屋をフォローしていた。
2人の掛け合いを笑いながら見ていた英監督は「あんまり演出した覚えがないというか。最初にちゃんと話せば、あとは皆が勝手にやってくれる」と意外な告白。その言葉を受けて池田は「間宮君と太鳳ちゃんが格闘しているような台本。太鳳ちゃんのそばにいれればいいのかなって」と話すと、高杉は「(撮影は)ライブ感があって。皆さんのキャラクターがどんどん濃くなっていく。羨ましいなぁという気持ちが強かったかもしれません」と語っていた。
そして、アドリブを連発した撮影を述懐した間宮は「単純に楽しかったですね。好き勝手に言わせてもらえて、それに対する太鳳の反応がひとつひとつ新鮮。生き生きとして、肌で感じられるような勢いのある映画になったと思います」と胸を張った。同じく土屋も「(間宮との)掛け合いは熱さとスピードとの闘い。絶対にタイミングを外しちゃいけないアドリブの応酬をさせてもらえました。思い返すと、色々な意味で真剣勝負でした」と思いの丈を述べていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿