若手バレエダンサーの登竜門として知られる第46回ローザンヌ国際バレエコンクールの最終選考の結果が3日、スイス西部ローザンヌで発表され、広島市在住の中学3年森脇崇行さん(15)と、広島市出身でドイツ留学中の大木愛菜さん(17)の2人は入賞を逃した。日本人が入賞を逃すのは2005年以来。
表彰式後、森脇さんは「最後まで残れたことが信じられない。悔しくはない」ときっぱり。大木さんも「自分の力を出し切ることができ満足している。今後につなげたい」と前向きに語った。
コンクールで審査委員を務めた米ヒューストンバレエ団の加治屋百合子さんは「日本人が入賞しなかったのは残念だが、最終選考に残ったことは素晴らしい。日本人ダンサーは自信を持って表現することが大切で、他の国のダンサーに比べると控えめだったかなと思う」と指摘した。
2人が所属する広島市の小池バレエスタジオを主宰する小池恵子さんは「2人とも出場したことで精神的に強くなったと感じた。本当によくやった」とねぎらった。
今回のコンクールは本選に世界各国の70人以上が出場し最終選考に21人が残った。1位はカナダの男性で2~5位は韓国と中国の男女が占めた。(共同)
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