将棋の最年少プロ、藤井聡太六段(15)は8日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた王将戦1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)との公式戦初対局を制した。藤井六段は14連勝となり、今年度の連勝ランキングで、昨年度から今年度にかけて自身が達成した29連勝に次ぐ2位を記録した。将棋界で師匠に弟子が勝つ「恩返し」を公式戦で成し遂げ、恩師に成長ぶりを示した。
藤井六段は小学4年生のころに杉本七段に弟子入り。藤井六段の才能を感じた杉本七段は自分の主義を押しつけることなく、藤井六段のプロ入り後も大切に成長を見守り続けた。藤井六段が昨年6月に当時の歴代トップに並ぶ28連勝を達成した際の会見に同席したり、節目の際にはコメントを寄せたりし、藤井六段の活躍をもり立ててきた。
この日午前に始まった対局は持ち時間各3時間。先手は杉本七段だったが、午後に59手目で同一局面が4度現れた時点で無勝負となる「千日手」が成立。持ち時間は互いに2時間を切った状態で、先後を入れ替えて指し直し局が行われた。
今度は先手となった藤井六段が中盤から優勢となり、巧みな指し回しで師匠を押し切った。
藤井六段の公式戦通算成績は69勝11敗となった。
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