日本航空(以下JAL)はこのほど、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャルエアラインパートナーとして、新たなプロジェクトのスタートを発表した。発表会の場では、9月15日よりオンエアとなる同プロジェクトのTVCMも公開。イメージキャラクターを務めるアイドルグループ・嵐からは櫻井翔さんが登壇した。
○“一緒”に取り組む新プロジェクト公開
JALは、2018年4月に「Fly for it! 一緒なら、もっと飛べる。」を新しいコミュニケーションスローガンに掲げ、2020年とその先の未来へ向けてさまざまな取り組みを行っている。このプロジェクトを通して、アスリートのみならずみんなが「何かできることからチャレンジしてみよう」と思えるような、“一緒”に創り上げていく活動を展開していくという。
メインとなるスポーツの分野では、「スポーツ能力測定会」や「パラリンピックアスリート発掘プロジェクト」などを実施し、スポーツへの支援を通じた次世代育成の加速を試みる。
子どもたちのスポーツ離れが進み、体力や運動能力が低下傾向にあると言われている中で、JALは全国の自治体を回り、専用の測定機器を使用したスポーツ能力測定会を実施している。この測定会を通し、子どもたちが一人ひとりの特性に合ったスポーツに出会えるようアドバイスしているという。
また、日本にパラリンピックが根付き盛り上がっていくためには、競技人口の拡大が不可欠であるという考えから、JALは東京2020パラリンピックへの出場を目指すアスリートの発掘も行っている。参加応募や問い合わせは、「Fly for it! 一緒なら、もっと飛べる。」特設WEBサイトでも受付中。JALは今後も航空輸送面でのサポートを中心に、同プロジェクトにて発掘したアスリートのチャレンジを積極的に支援していく。
○新しい制服も“一緒”につくろう!
スポーツ以外の分野で“一緒”に行う取り組みの第1弾として、JALの新たな制服を制作するプロジェクトも発足。2013年に着用を開始した現行制服のデザインを一新するにあたって、選定過程には一般の人も参加できる機会を設けるという。また、CAや空港などで勤務する地上スタッフが着用するスカーフのデザインも、一般公募にて決定することが発表された。
それぞれの選定内容や進捗状況、一般公募の詳細などを含む新着情報は、随時「Fly for it! 一緒なら、もっと飛べる。」特設WEBサイトにて公開されるとのこと。
このほか、JALは2020年に向けての空港設備投資として、100億円規模の資金を投じることを発表した。さらに、人数と期間を限定し、訪日外国人を無料で地方へ招待するキャンペーンを行うことも明らかに。
初めての試みとなる一般公募など、まさに“一緒”に盛り上がれるJALのプロジェクトからは今後も目が離せない。2020年に向けて嵐のメンバーとともにオリンピックムードを高め、アスリートを応援するだけでなく自分自身でも新たなことにチャレンジしてみてはいかがだろう。
(小山悠)
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