尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏が、東京・銀座にある公立の泰明小学校がイタリアの高級ブランド「アルマーニ」がデザインした「標準服(事実上の制服)」を導入する方針を決めた問題について、あらためて心配する思いをつづった。

 尾木氏は20日、ブログを更新。泰明小学校の児童が登下校中の通学路で嫌がらせを受けているなどと報じられたことを受け、「周りの人が子どもにこのような声をかけることはとんでもないこと、すぐにやめてください!」と訴えるとともに、「しかし、校長さんの 世間の人の常識とは懸け離れた80000円以上もする制服導入がいかに社会的奇異の目で見られているかーー ここの軌道修正も急ぐ必要があります!」と、独断で導入を決めた同校の和田利次校長の方針をあらためて批判。「学校の常識は世間の非常識 教育委員会も強力な指導すべきではないでしょうか?! 困った校長ですね」とあきれた。

 さらにその後のブログでも泰明小学校の問題に言及。和田校長が今回の件で批判を受けるも自身の考えを曲げないその姿勢に対し、都内の校長らから「ぶれない校長は素晴らしい」などと高く評価する声があがっているという。

 尾木氏は「貧乏人は来るな?!と言わんばかりの排除の論理 学校が世間からの大きく解離した現象? 矛盾も限界ではないでしょうか?」と疑問を投げかけた。