
徳島市で開催した夏の風物詩「阿波おどり」で、千人以上が一斉に踊る「総踊り」の中止に反発する有力踊り手団体が、演舞場以外で13日午後10時から独自に実施すると表明し、遠藤彰良市長が13日、緊急に記者会見して「雑踏事故が起きれば取り返しがつかない。やめてほしい」と訴えた。
昨年まで主催していた市観光協会が多額の累積赤字を抱え、今年は市を中心とする実行委員会が運営。人気が集中する総踊りを中止し、四つの演舞場に踊り手や観客を分散させる演出を決めた。
これに対し、14の踊り手グループが所属する阿波おどり振興協会が「総踊りを今年も見てほしい」と演舞場以外の道路で独自に行う方針を12日夜、明らかにした。道路は阿波おどりのため交通規制され車の立ち入りはできないが、観光客が大勢集まるエリア。
会見で遠藤市長は「警備態勢を強化し、危険がないように努める」と説明。ただ、仮に実施された場合は「実力で無理に止めることはできないのでは」とも語った。
阿波おどりは12日に開幕し、同日は33万人(市発表)が来場した。15日まで開かれる。
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