「以前はしょっちゅう『サンタ』の様子をブログに載せていたのに、もう3週間も触れていない。ファンの間では何かあった?と騒ぎになっています」(40代女性)
7月下旬、坂上忍(51才)の飼い犬「サンタ」をめぐって、こんな疑問がインターネット上で噴出し始めた。
芸能界屈指の愛犬家として知られる坂上。現在は千葉県の内房で暮らしているが、多忙な彼がわざわざ都心から離れた場所に暮らしているのも、12匹の愛犬たちのためだ。
この家は2015年にテレビ番組の「家探し」の企画で購入したもので、何よりも重視したのは犬たちが暮らす環境だった。その後、隣接する土地を3ブロックも購入し、犬たちのためにもう一軒家を建て、犬が走りやすいようにと庭を300坪にまで広げたというから徹底している。
そんな坂上が「自分の体力と犬の寿命を考えると、人生最後の犬」と公言して飼ったのが、甲斐犬のサンタ(推定4才)だった。
坂上がサンタに出会ったのは、2017年6月放送の『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)で訪れた動物保護施設。サンタはトラバサミという動物を捕まえるワナにはまって左前脚を失い、レントゲン写真では全身に散弾銃の銃弾が写っていた。甲斐犬は猟犬として使われるため、猟の際に被害に遭ったものと考えられる。
保護施設で設けられた1か月の「お試し期間」を経て、『志村どうぶつ園』で、正式に坂上が引き取ることになった。
それから1年──坂上は3本脚のサンタに義足を与え、その暮らしぶりをブログでこまめに報告してきた。ところが、7月10日を最後にサンタの話題には一切触れず、ネット上では冒頭のような「心配」や「不信」、さらに「飼育放棄では」という声まで上がり始めていた。
いったいなにがあったのか。本誌・女性セブンが取材すると、サンタが「行方不明」になっていることが判明した。
「7月9日に保健所に捜索願が出されていました。この地域で『左前脚欠損』が特徴の4才の甲斐犬というからサンタ以外に考えられません」(地元住民)
サンタはなぜ行方不明になったのか。なぜ坂上はその事実を公表しないのか──。
◆首輪が外れて…逃したのは“彼女”
坂上家が転居してきた当初から知る近隣住民が言う。
「坂上さんのところはワンちゃんを中心に生活が回っていて、朝と夕方それぞれ、犬を何匹かに分けて散歩させています。朝は『バイキング』(フジテレビ系)の放送に間に合うように午前5時頃から散歩に出ています」
犬の飼育には、坂上が4年前から一緒に暮らしている「同居女性」も協力している。
「坂上さんは仕事が忙しいので、夕方は彼女が1人で散歩させています。すごくきれいな女性で、こんな田舎には似つかわしくない華やかな人です(笑い)。低姿勢だし、こちらでの生活に溶け込もうとして頑張っていますよ」(前出・近隣住民)
彼女は坂上が「いつか結婚する」と公言している女性だ。実はサンタが行方不明になったのは、彼女が散歩させている時だった。
「猛暑だったので、夜になってから散歩に出たそうですが、途中、リードから首輪が外れてしまい、そのまま逃げてしまったと説明していたそうです。サンタは脚が1本ないけど、力は強く、以前にも家の塀を飛び越えて逃げたことがありました。首輪が壊れてしまったんでしょうか。彼女は相当責任を感じているようです」(別の近隣住民)
「飼育放棄では」というネット上の声とは裏腹に、坂上はサンタの捜索に奔走している。
「田舎だから“サンタくんがいなくなった”って、すぐに広まりました。住民みんなで声をかけあって必死に捜しています。漁業組合の放送でも、サンタくんが行方不明になったことを何度も放送し、何か情報がないかと呼びかけていました」(前出・別の近隣住民)
坂上は7月9日から13日まで夏休みを取って『バイキング』を休んでいた。その間、旅行にも行かず、サンタを捜し回っていたという。記者は早朝5時半頃、犬の散歩中の坂上を直撃した。
──サンタくんが行方不明になっているそうですが。
「そうなんです。でも、目撃情報もあって、いるところはわかっているんです。保護センターの人たちの協力もいただいています。『追うと逃げてしまうので、その場所に居つくまで手を出さない方がいい』と言われています」
──サンタくんは無事?
「はい。ご近所のかたに『サンタに会ったら餌をあげてください』と餌付けにご協力をお願いしています。今ようやく居ついたところで、近く、保護器を仕掛けることになっています」
逃げた犬は、周囲が大騒ぎすると、ますます見つけにくくなる。サンタの「行方不明」を公にしなかったのは、そんな事情もあったようだ。
──逃がしてしまった彼女は何と?
「それはもうげっそりやせてしまって。もともと50kgちょっとしかないのに、50kgを切ったんじゃないかな。ぼくは責任にうるさい人間だけど、彼女に多くの犬の管理を任せてしまったのはぼくの責任です。二度とこういうことがないように帰ってきたらぼくが管理します」
──再び飼いますか?
「もちろんです。でも、今回の件で保護犬を飼う難しさは痛感しました。3年というのがやっぱり重くて。もう一度ちゃんと考えて、またサンタと一緒に暮らしたい」
テレビ各局から引っぱりだこで、現在、6本のレギュラー番組を抱える坂上。10月の番組改編ではさらに2本増の8本になると見られている。仕事と12匹の愛犬との共同生活の両立は果たして叶うか。
※女性セブン2018年8月16日号
続きを読みます http://news.livedoor.com/article/detail/15096914/
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